映画『ホピの予言』上映会@白河市
4月16日の福島県白河市での『ホピの予言』上映会では、いろいろと考えて、311直後にホピ・シュンゴパビ村指導者から出されたメッセージをシェアさせていただきました。
4月16日の福島県白河市での『ホピの予言』上映会では、いろいろと考えて、311直後にホピ・シュンゴパビ村指導者から出されたメッセージをシェアさせていただきました。上映後のシェアリングでは20名ほどが残ってくださり、1時間半感想などを分かち合いました。アンケートはほとんどの方が熱心に書いてくださいました!
そして、ホピ~トルコで育てられて、この春、ホピフレンドの手で日本に届けられたホピコーン、その種粒をお分けしたのです。みなさん、喜んで持ち帰ってくださいました。
わたしたちのハートを、未来に繋がるこの細い道の心とひとつに、もう一度つなぎ直すことができますように。
今年はきっと私も育ててみよう。
上映会に参加くださった方々からの感想
上映後のシェアリングの輪。20名ほどが残ってくださり、1時間半感想などを分かち合いました。アンケートはほとんどの方が熱心に書いてくださいました!
一部をご紹介します。
- 福島原発事故以来、それぞれの身に降りかかってきた現実を、きちんと、自らの生み出した結果ということに、なかなか思いを致すことができない現状だと思います。
今の日本、世界の状況をみるに、人類を破壊する方向に向かっていることを考えると、絶望的になりますが、一人一人が「ホピ」になるためには、やはり、文化、芸術などを通して、自分のできることを始めていく、そういうことに少々は希望を見出している次第です。ひとにぎりの人々のために、大部分の人類がだまされて犠牲になっていくことに、気がつかなくてはならないと思います。(匿名)
- 広島、長崎に落とされた原爆の材料が、ホピのくにのウランが使われたことは、私たちはぜんぜん知らないと思いました。このようなすばらしい映画を見せていただき、大変うれしく思いました。家族にも話してみたいと思います。ありがとうございました。(65歳)
- この映画が作られて「、あっという間に30年が過ぎている。残念ながら、世情は何も変わっておらず、日本では原発災害に見舞われながらも、その経験が生かされていると思えない。福島県民の一人として、いわれのないこの度の経験が、この先の指標に役立つのであれば、犠牲になった甲斐もあるのだが、今、現時点ではそう思えない。福島県民だからこそ果たせる役割を、県民自身がもっと考えてほしいと思う。(60歳、女性)
- 勉強になったとともに、納得でありました。もっと難しいのかと思いましたが、原発事故が身近におきて、すごくわかりやすく、ひき込まれる状態でした。(女性)
- ホピの人々(インディアン)の生活を知り、何も知らずに原子力に加担して、健康を害したり、生活を奪われたりと、大変なことに遭ったことや、政府に対して抵抗しても、大きな力に敗ける残念さ。他人事ではないなあーと思った。
音楽もよかった。自然に涙が出てきた。自分自身が何も知らず、のほほんと生活しているが、このような会に参加でき、心が引きしまった気がする。ありがとうございました。(70歳、女性)
- 初めて見せて頂き、とても感動いたしました。皆さんもいろいろと考えていらっしゃるなと、みなさんの意見を聞いて思いました。一人でも多くの方に、この映画を観てほしいなあと思いました。今日はほんとうにありがとうございました。(47歳、女性)
- 歴史、社会の深刻な裏側を、生々しく見て、話を聞くことができました。広島・長崎の被害は、そこだけではなく、また他にも同じぐらいの被害をもたらしていることを初めて知りました。(54歳、女性)
- 本日、初めて参加させていただきました。あまり理解できないことがありましたが、ウラン採掘から被爆がはじまっていることが、とてもビックリしました。また、人間がコントロールできないものは、やはり使ってはいけないことなんだなあということだけは理解できました。
- 今から30年近く前、埼玉県狭山市で友人たちと、この映画を上映しました。福島原発の事故となって、被爆者のひとりとなりました。チェルノブイリ後の市民活動を続けられなかったことを、311後はほんとうに悔やんでいます。今、那須でささやかながら、放射能測定の活動などをやっています。せめても、、、の気持ちです。今日はほんとうにありがとうございました。(女性)
ホピ国は日本と母なる地球のバランスを回復するための祈りの参加を求める
2011年3月17日
ホピは今、バランスを失ったこの世界で危機に直面した日本の人々のために、そして世界の人々のために祈っている。
現在は、誰もが母なる地球の大きな変化の時のなかにおり、今起きていることはすでにわれわれのエルダーによって以前から予言されていた。予言も、儀式も、地球のわれわれの聖なる大地が泣いていることを伝えている。そして子供たちは、彼らの未来のためにホピがいのちのバランスを回復してくれることを求めはじめている。
われわれのエルダーたちは、この幾多の変化のなかをいかに通り抜けるかについて、導きを与えてくれていた。人類は今すべてのいのちが従うことになる細い道を選びつつあり、われわれはいずれこの日が来ることを知っていた。
ホピとして、われわれは、あなたがこの仲間に加わり、母なる地球とすべてのいのちのバランスをとるための祈りの輪に加わることを求める。たくさんの祈りをとおして多くの良きハートと共に祈ることで、われわれのエルダーたちが言っていたように、この間に起きた出来事の衝撃を軽減することが出来ると信じている。
ダライ・ラマや世界の人々と共に、日本と地球とすべてのいのちのために癒しを送るための祈りに、われわれはホピとして加わる。この変化の時にあって、世界のすべての人々に、よりバランスのとれた生き方に戻ることを求める。
ホピは言う。われわれがこの変化の時を通り抜けていけるための道はあると。それは、地球を敬い、そのすべてのいのちを敬い、母なる地球の上を優しく歩くことだと。われわれのハートを未来に繋がるこの細い道の心とひとつにもう一度つなぎ直すことだと。
子供たちの未来の世代のすべてのいのちのために、庭で作物を育て、それに水を与えることで、われらの聖なるいのちを敬い、あなたのハートを母なる地球を讃えるホピに繋ぎ合わせてください。
カワク・ワ ロロマニ
(ありがとう。未来に良きことが起こりますように)
リーウェイン・ロマイェステワ
キクモングイ シュンゴパヴィ村チーフ
LeeWayne Lomayestewa
Kikmongwi, Chief of Shungopavi Village